加齢黄斑変性について
加齢黄斑変性とは
加齢黄斑変性は、私達がものを見るとき最も大事な黄斑部の機能が障害される病気です。
日本の視覚障害の主要原因を占める難治性の病気です。
光干渉断層計などの機器の進歩により、診断や病型分類、治療効果の評価がすすみ、治療薬も進化しております。
加齢黄斑変性の分類
2024年のガイドラインでは、新生血管型と萎縮型に分類されます。
新生血管型は、黄斑新生血管が発生し障害がおこるタイプで、進行が速く急激に視力が低下します。
硝子体に薬剤を投与することで進行をおさえる治療が行なわれ、良好な視機能を維持できるケースが増えてきております。
萎縮型は、網膜の細胞が加齢によって変性し、老廃物が蓄積して栄養不足になり、その結果、除々に萎縮する病気です。
こちらについては、現時点では有効な治療法がなく、経過観察していくしかないのが現状です。
加齢黄斑変性の発生要因
発生の要因として、以下のようなものが挙げられます。
- 加齢によるもの
- 喫煙によるもの
- 食生活によるもの
禁煙指導、サプリメントによる食生活の改善などが取り組まれております。
加齢黄斑変性の症状
また、症状として、以下のようなものがあげられます。
- ものがゆがむ
- 視力が低下する
- 部分的に見えづらくなる
- 視野の中心が見えづらい
早期に治療介入できれば、良好な視機能を維持できる可能性が高くなります。
長期管理について
現時点で、加齢黄斑変性の完治は不可能で、適切な治療により障害を最小限に食い止めるのが目標です。
病気が沈静化していても、長期経過で再発したり、もう片方の目にも発症したりする可能性があるため、長期的に経過をみていく必要があります。
ロービジョンケアについて
両眼に発症し、高度な視力低下を来した方は、読み書きが不自由となることが多く、専門の施設での相談などが役に立つケースがあります。
前任の総合新川橋病院では、福祉施設との連携の活動に取り組んでおりましたので、ぜひ、お気軽に相談にいらしてください。
